#3
こんばんは。お元気ですか。
僕は元気です。
元気ですが部屋の蛍光灯が切れました。
でも大丈夫。1kの狭い部屋なのでその他の電気を付ければ生活はできます。
今はキッチンの電気を付けて過ごしています。
なんかおしゃれになってしまいました。
これが間接照明ってやつでしょうか。
間接照明って何ですか。
「なんかおしゃれ」ということしか知りません。
あってますか?
という事で調べてみました。
あってました。
薄暗い中で文章を書いていたら目が爆発しそうになってきたので、一刻も早く蛍光灯を買いに行きたいと思います。ボンっ
ゆるやかな生活を送っています。
新型コロナウイルスの影響でやはり患者さんが減っています。
1週間でみれば、おそらく以前の半分以下の仕事量だと思います。
週に2回行っている、いわゆる「町の歯医者さん」は意外と患者さんが減っておらず、ほぼ今まで通りの仕事量なのですが、週3回の大学病院の患者さんが激減しています。
大学病院の僕が診療しているフロアでは30程度のユニット(診療の椅子)があり、多い時では診療補助の研修医を入れれば30−40人の歯科医師がいる所なのですが、今は多い時でも10-15人くらい、少ない時、例えば僕が診療していた今週の金曜日の昼時には2人でした。
異常ですね。
「仕事がなければ帰宅せよ」との御触れも病院から出ているため、さっさとずらかるので、滞在時間も大体2、3時間でしょうか。
こんな感じなのでほぼ誰とも会わないのです。
毎日の様に会っていた同期達。何だったら週末にまで会っていた同期達。
全然会わなくなりました。
そんな同期達にね、たまーに会ったりするんですよ。診療室とか、病院の廊下とかで。
それで一言二言「ボソボソ・・」と会話するのですが、最近僕はその時に違和感を感じていたのです。
その違和感の正体が何なのかまではわからなかったのですが、今ハイボールを啜りながら考えていたらわかりました。
「人見知りしている」
人見知りをしているのですよ僕は。
あれだけ毎日会っていた友人達に久しぶりにふとしたタイミングで遭遇すると、どういう顔をしたら良いのか、何を言えば良いのかわからなくなってしまうのです。
それですれ違いざまに挨拶とも何とも言えない「あうあう・・」みたいな謎の言語を発しながら上目遣いでモジモジ通り過ぎて行くしかなくなってしまっているのです。
「人見知り」の使い方が合っているか気になってWikipediaで調べたところ
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人見知り(ひとみしり、英: Shyness)とは、従来は子供が知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌ったりすることである。大人の場合は「内気」・「照れ屋」・「はにかみ屋」・「恥ずかしがり屋」の言葉をあてるのが標準的である。社会心理学では、社会的場面における上記のような行動傾向をシャイネスという[1]。
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間違ってはいない様ですが「内気」・「照れ屋」・「はにかみ屋」・「恥ずかしがり屋」と書かれると現実を突きつけられている様で恐ろしいですね。
シャイネスの響きは気に入りました。こんばんはシャイネス河合です。今後ともよろしくお願い致します。
話が逸れました。
周りの人達に言ってもあまり信じてもらえませんが、僕の人生は常にシャイネスと隣り合わせの物でした。
特に小学校高学年から中学生頃がピークでした。
田舎の小さな町の出身なので、学校のクラスメートは幼稚園から中学校までほぼ同じで流石に人見知りしたりはなかったのですが、他の学校の生徒達が集結する学習塾が苦手でしたね。
小学5年生から中学2年生の頃まで行っていた隣町の学習塾では、当然隣町の学校の生徒が大多数でシャイネス河合が馴染めるはずもなく、授業が始まるまでの時間や休み時間は、「消しゴムの黒ズミを消して真っ白にする作業」に没頭したり、「シャープペンシルの調子が悪くて解体して確認している人」のふりをして乗り切っていました。
その塾は50代から60代くらいの夫婦が自宅で行っていて、飼っている大型犬1匹と猫が3匹(たしか)がウロウロしているという、なかなか特殊な環境でした。
猫アレルギーの少年が目を真っ赤にさせながら方程式を解いたりしていましたからね、今考えればなかなかのクレイジー塾ですね。
そしてある日、悲劇がシャイネス河合を襲います。
その日、塾に到着し、いつものように誰と会話するでもなく席に向かおうとすると、地元の学校の生徒達がヒソヒソクスクスこっちを見ているのです。
もちろん「何見てんの?」なんて言う勇気もなく、そのまま自分の席へ向かうとそこには衝撃的な光景が広がっていました。
僕の机の真ん中に「立派な一本糞」が横たわっていたのです。
あまりの立派さに一瞬、人糞を疑いましたが猫の糞です。
「何だこれ!あはははは〜」と言えれば良かったのですが、衝撃の大きさに頭が真っ白になっていた事もあり、当時のアルティメットシャイネス河合にはその一言を発する事が出来ませんでした。
そこから授業が始まるまでの15分程、糞横たわりし机でまんじりともせず着席し続けたのを覚えています。
そして色々と事情ありまして(糞事件は関係ない)中学3年生から別の塾に通い始めるのです。
僕は北海道十勝の出身なのですが、十勝で一番大きな街、帯広市の中でも一番大きな塾に通うこととなりました。
そこは十勝中の中学校から生徒が集まるところで、以前通っていた塾とは比べものにならないような規模でした。
そんな規模の塾でもちろん僕が馴染めるはずもなく、相も変わらず一人で過ごしていました。
その塾には色々なコースがあって僕は、土曜日のお昼頃から夜遅くまでまとめて授業が行われるコースに通っていました。
夜遅くまで授業が行われるため、途中で夜ご飯タイムが設けられているのですが、そこでもまた悲劇が僕を襲いました。
その日も僕は、例に漏れず自分の席で一人モソモソ夜ご飯を食べていたのですが、通路を挟み隣の席で他校の女の子数人が楽しそうにおしゃべりをしながら、お弁当を食べていました。
すると突然、一人の女の子がお弁当を床にぶちまけて僕の椅子の下に大量の小さなウインナー
ポークビッツってやつですね。
大量のポークビッツが僕の椅子の下に散乱したのです。
その瞬間、僕の脳内も散乱し、普通に「大丈夫?」と一声かけて一緒に片付けてあげれば良かったものを、他校のしかも女子に当時のピュアシャイネス河合がそんな行動を取れるはずもなく、目にも留まらぬ速さでポークビッツを拾い上げ、無言でその女の子の机の上に綺麗に並べるという奇行に走りました。
このエピソードはすっかり忘れていた、というかおそらく記憶から抹消していたのですが、高校に進学し、その数人いた女の子のうちの一人と友達になり、数年越しにその話をされ改めて思い出すという苦行を経たため、おそらく一生忘れません。
話がよくわからない方向に行きましたが、とにかく人見知りだから照れちゃうイヤンって話です。
それにしても相も変わらず自粛生活ですね。
しかも中でも北海道は長引きそうですね。
しかし街の様子をみると、大人しく家に籠っているのもそろそろ限界が来ているのかもしれません。
先日、昼食を買おうと近所のコンビニまで出かけ、最寄駅前の交差点で信号待ちをしていました。
道路を挟んで向かい側には20代前半とみられる女性が信号待ちをしていたのですが、その女性にウネウネクネクネニヤニヤしながら近づいて行く大学生くらいの青年。
最初、青年のそのあまりにも・・・こういった表現を他人にするのは心苦しいですが、ほかに良い言葉が見つからないので言いますが、そのあまりにも垢抜けない風貌に怪しい宗教の勧誘か何かかと思ったのですが、聞こえてくる言葉からどうやら「ナンパ」であることがわかりました。
しかもその数メートル後ろには恐らくその青年の友人とみられる、さらに輪をかけたように垢抜けない、いや、ここまで来たら思い切って言ってみましょう。さらにイモくさい2人が「ドゥヒヒドゥヒヒヒ、アイツイッタヨ、スゲーデュフフフフフフ」とコソコソ、バレバレですがコソコソしていました。
このご時世に、イモくさい男がマスクもしないでウネウネクネクネニヤニヤしながらにじり寄ってくるなんて恐怖でしかないし、しかもその様子をさらにイモくさい2人組がニヤニヤデュフデュフしながら見ているなんてその女性にっとっては地獄のような時間だったのではないでしょうか。
結局、信号の待ち時間の間にあっという間に断られた彼らは、その場に留まるのが気まずかったのか断られた勢いのまま何処か遠くに消えて行きました。
「何だかとても切ないものを見てしまった気がする」そう思いながらコンビニで買い物を済ませ、帰路に着きました。
しかし帰り道、最寄り駅前で再び彼らが元気にニヤニヤデュフデュフしていました。
どうやら地下鉄を降りてくる女性を狙っているようで繰り返しフラれては舞い戻っているようでした。
僕が何を言いたいかといえば、これも長い自粛生活が引き起こした悲劇の一つではないかと言う事です。
そもそも僕は10年ここに住んでいますが、この近隣でナンパを見かけたのは初めての事です、10年無かった事が今起きている。
そして彼らにしても、元来の気持ち悪さはあるのでしょうが、恐らく平時であればナンパなどするタイプの人間であるとはとても思えないのです。
これは偏に長期に及ぶ自粛生活が引き起こした歪み。
やはり人間暇が過ぎるとろくな事がないのです。
世界中の彼らの、もちろん僕の、脳みそが暇でとろけきる前に 何とか元の日常が戻ってくる事を願うばかりです。
お休みなさい
この記事を書きながら、同じ体勢でパソコンに向き合っているのが辛くなり 、何故か途中からオーブントースターの上に座って作業をしていたところ、オーブントースターが真ん中から折れました。
お休みなさい