#10
押したら直ぐに信号が変わる押しボタン式信号機 って気まずくないですか。
僕が後1秒ボタンを押すのが遅ければ通過出来た人々を目の前に、横断歩道を歩いて行くわけです。
なんだか恐ろしくて車の方を見る事が出来ません。
これが僕も何か明確に目的があって歩いている時ならば、ある程度僕の中で消化できるのですが、目的も無くふらふら散歩をしている時にやってしまうと、暇人が社会の流れを止めてしまった様で、妙な罪悪感に襲われます。
こんばんは。
散歩ばかりしています。河合です。
元々散歩好きですが、最近はそれに拍車が掛かっています。
今日も1時間半ある昼休みの20分程を食事に使い、後は散歩をしていました。
日曜日には散歩がてら2週連続で蕎麦を食べに行き、帰りにこれまた2週連続で近所の公園にて少年野球の練習試合を眺めていました。
こうやって試合を眺めていると、僕の他にも試合を眺めている恐らく子供達とは無関係なおじさん達がポツリポツリといます。
そう言えば僕が少年野球をやっていた時も、近所のおじさん達が試合を眺めていたなと思い出しました。懐かしいですね。
しかし冷静に考えれば僕もその仲間入りをしていることに気が付き、少し落ち込みました。
散歩、蕎麦、少年野球観戦の休日。老後でしょうか。老け込むにはまだ早すぎます。
そして、この様な怪しい風貌の男が毎週試合を観に来ているので、子供達が「スカウトが来た」と勘違いして緊張していないか心配です。
ただの野球好きの近所のおじさんです。
目は黒塗りしている訳ではありません。黒丸メガネ(サングラス)です。
もうそろそろ30歳ですから。
少年達からは「おじさん」と認識されているのでしょう。時の流れです。仕方のない事でしょう。
年をとると言えば、父の誕生日なのです。
父の日も終えたばかりでプレゼントに悩みましたが、「良さそうなバスタオル」を贈りました。
人に物を贈る時、相手の事を考え出すとなかなか決められずに迷宮入りするので、最近は自分の欲しい物を贈る様にしています。
#1 - 根暗事跡で書いた様に母の誕生日には包丁という「矛」を授けたので、父にはバスタオルという「盾」を授けておきました。
丁度良いですね。
さて、終わりです
最近、自分の書いた文を見返して、何と言うのでしょうか。何か、その、熱量みたいな物が気持ち悪かったので今日はこれくらいにしておきます。
おやすみなさい